こんばんは!

土見です。

本日は9月定例会で行われた一般質問の中から、興味深いテーマをピックアップしていこうと思います。

一般質問とは、定例会に出てきた議案に留まらず、各議員が気になる案件について市長に質問することによって、”市の政治姿勢を明らかにし、その政治責任を明確にさせ、結果として現行の政策を変更・是正させ、新規政策を採用(事業化)させる”ものです。

私は今回質問の機会が無かったので、他の議員さんの質問内容からピックアップしていきます。あくまで私の興味フィルターを通してのピックアップですが、それぞれの議員さんがどんな事に関心を持っているのかも併せてご覧いただければと思います。

(各議員の質問一覧はこちら→一般質問通告

今回質問された議員さんは以下の通りです(質問順)

阿部眞喜議員、小高洋議員、菅原善幸議員、鎌田礼二議員、志賀勝利議員、山本進議員、浅野敏江議員、伊勢由典議員。

広報戦略委員会について:阿部(眞)議員

阿部議員からこれまでに何度も挙げられている広報戦略委員会設置案

現在は、各部課がそれぞれに広報活動を行なっており最近力を入れているSNSも乱立状態にあります。また、個々のSNSアカウントもまだ大きな広報力を持つまでには成長していません。ここは、各部課のスタッフをプロジェクトメンバーとした広報戦略委員会を政策課に設け、紙媒体からSNSまで全ての外向き情報発信を一括管理することを行なってもいいのではと思います。

移住政策について:阿部(眞)議員、浅野議員

定住促進には、転入促進転出抑制の2つの観点があると考えます。

定住促進というと転入対策ばかりに目が行きがちですが、転出抑制も併せて考えないと人口の流出は止まらず、いくら転入促進策を打ってもザルに水を貯めようとするようなものです。

また、転入・転出共に促進された状態は地域の人の入れ替えを意味し、地域の文化などを産業に活かしていこうと考えている塩竈にとっては大きな問題に発展する可能性をはらんでいます。

狙った世代・特徴を持った人たちは何を評価指標として転入決めたのか?転出する人たちの理由は?今一度洗い出す必要があると思います。

浅野議員からは、空き家対策と併せて空き家の獲得・改修、ターゲットを絞った貸出の話もありました。住む人たちの生活を考えて、空き家や公営住宅の入居条件を設定していくのはとても有効な手立てだと思います。

みなさんは、どの様な点が改善されたら塩竈に住み(続け)たいと思いますか?

母子・父子世帯への支援について:小高議員、菅原議員、伊勢議員

平成27年度の国勢調査によると、塩竈の世帯数は20,549世帯。そのうち、母子・父子世帯は618世帯にものぼり、その多くが低所得層となっています。また、所得が低い世帯の子どもは学力も低い傾向にあり、親の所得は教育や子育てにも大きく影響すると考えられています。

現在塩竈では低所得世帯向けの・学習支援事業も展開され始めていますが、プライバシーやコミュニティ形成、子どもたちが同じ場所で学ぶことによる相乗効果等の観点から、効果が限定的になってしまうことが予想できます。

このような状況を打破する方法として期待しているのが、子どもたちの放課後の過ごし方をサポートする塩竈アフタースクール事業です。この事業を通して、全ての世帯の子どもが親の仕事や所得に関係なく遊び・学ぶ事ができるようになることを期待します。

塩竈アフタースクール事業については、徐々にその事業内容が充実している段階ですので、これまでのまとめと今後の方向性について別途考察してみたいと思います。

市民活動の推進について:菅原議員

みなさん、町内会活動に参加していますか?

私は、今でこそ参加するようになりましたが、大学に勤めていた頃は全く参加できていませんでした。若い世代を始めとして、多くの方が生活サイクルが合わない・町内会活動内容魅力を感じないなどを理由に参加されていないのではないでしょうか。

市議になってから2年が経ち、いくつかの町内会を見ていく中で、町内に住む方々の生活サイクルやスタイルは変化しているにも関わらず、町内会活動は殆ど変化していないことが感じられました。また、同じ理由で町内会と子ども会の間にも意識の差が生まれているように思います。

今後町内会が本来の目的を遂行していくためには、地域をベースとしたコミュニティの役割を確認し、現状に沿った運営を行なっていく必要があると感じています。また、街の中には、地域の他に文化・趣味や仕事など、様々な繋がりのコミュニティが存在します。それらのコミュニティをどう有機的に結びつけて街のありたい姿を実現していくかもしっかり考えて行かねばならないと思いました。

勝画楼の保存について:鎌田議員

先日、勝画楼が志波彦神社・鹽竈神社から塩竈市へ無償譲渡されることが正式に決定しました。現在は更に調査を進め、保存方法などを検討する段階に入っています。

勝画楼の懸け造り。

少し年配の方にお伺いすると、勝画楼が料亭であり、そこで結婚式を行なった事などをお聞きすることが出来ます。今後、勝画楼は使うことのできる文化財として活用を見通した保存方法を検討して欲しいと思います。また、早期に市民や民間団体の有志を集めて活用に向けた準備を行なっていきたいですね。

先日、NPOみなとしほがまから勝画楼についての調査研究がまとめられた冊子が出版されました。私も改めて冊子を見直して勝画楼の活用を考えていきたいと思います。

関連記事:NPOが歴史ガイド4集とマップ 克明な調査、新事実発掘 塩釜 /宮城

市立病院について:鎌田議員、山本議員

私自身、今年の後半の勉強テーマとして取り組ませていただいている病院改革

現状維持(改築の有無)、民間委託、様々な運営方法が検討されていますが、高齢化が進み、地域・在宅医療が重視されてくる中で、塩竈市立病院は、今後この地域においてどの様な役割を果たして行けばいいのでしょうか?私は、地域の他の医療機関との役割分担を明確にし、他の医療機関ができないところを市立病院が担うというのが、今後の市立病院の一つの形としてあり得るのではないかと思っています。そのためには、既存の市立病院のカタチを一旦脇に置き、担うべき機能に合わせた運営スタイルを創っていくのが良いと考えます。

観光行政について:浅野議員

観光は今後の塩竈にとって水産・水産加工と方を並べる一大産業になると考えています。いや、むしろ一大産業に成長させなければ塩竈に将来は無いと思います。

そのため観光事業には今後も力を入れていってほしいのですが、その手法や評価方法が現状に即していない様に感じます。ブランディングとは何なのか?どの様にブランディングしたいのか?事業を行う際の原動力となるメンバーは?イベント成功可否判断はお客様の入れ込み数でいいのか?現在でも非常に多くのイベントを開催しているが、その取捨選択・改善は必要ないのか?

塩竈は、神社の催事など続けることによって価値が増すものもありますが、常に時代の流れを読み取って変化することで価値を維持できるイベントが大半を占めていると考えます。今一度、目的に沿って各事業を見直していきたいと思います。

各議員の一般質問に対する感想はここまで!

次回は、ちょっと気分転換に、いち市議会議員(私のことですが)の日頃の活動をご紹介いたします。

それでは!

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