先日、進んだ取り組みを見るために秋田の東成瀬村の中学校へ視察し、新しい学習指導要領の参考にもなっている『子どもたちの意欲と自主性を引き出す授業』(アクティブ・ラーニングとも言われます)等を学んできました。

今回は塩竈の現状を確認するために浦戸小中学校と玉川中学校を視察しました。

【浦戸小中学校】

浦戸小中学校は離島ということもあり、市内でも最も児童生徒数が少なく、浦戸科など特色のあるカリキュラムが組まれている学校です。

学校往復の移動時間を使った『船勉』。
先生も児童生徒も真剣です。

小規模学校のメリットを活かし、子どもたち一人一人と向き合うことをとことん追求することや地域とともに学校をつくることを方針として教育が展開されています。

浦戸小中学校は、小学一年生から中学三年生までが一緒に学ぶ小規模特認校。小規模ならではの篤いサポート体制や、浦戸科をはじめとする、特色のあるカリキュラムが特徴です。通えれば市外からでも通学可能です。

市内唯一の小中学校併設校で、塩竈市が今後進めていく”小中一貫教育”という観点からは最も進んだ学校です。

小中学生を一堂に集めた集会は難しいのではと感じましたが、斎藤校長先生のお話はどの学年の子にとっても面白かったのではと感じました。

アクティブ・ラーニングに用いられる手法は既に各授業内に取り入れられており、これからどう磨き上げていくか、そして、特認校として特色をどう打ち出し周知していくかがポイントだと感じました。

理科の授業の一コマ。
この日は全体的に”先生が生徒に教える”従来の授業が多かったと感じました。

【玉川中学校】

玉川中学校も、アクティブ・ラーニングに用いられる手法を既に取り入れ、授業を行なっています。

確率の授業。
先生から話題提供→各自予想→検証→グループでの確かめ合い。
先生の進め方がかなり重要。

西部三校(玉川中学校・玉川小学校・月見ヶ丘小学校)内における先生方の交流や、行事などにあわせた児童生徒の交流も進んでおり、塩竈式小中一貫教育(学校は離れているけど、相互交流を積極的に行なっていく)を実現している学校でもあります。
またPTA活動も活発です。

授業を見させていただいた後は、鈴木朝二校長先生と意見交換。熱い人です。

一時期不登校の生徒が多くいましたが、今はほとんどいないようです。

地域とうまく協力しあって学校運営を行なっている印象を受けました。

今後は、浦戸小中学校同様に、現在行なっている授業をどう磨き上げていくかや、個々に応じた教育体制をどの様に実現していくのかがポイントになりそうです。また、PTAや地域の力を活かしての家庭や地域での教育を進めて欲しいと感じました。

【おわりに】

今回、市内二校を視察して感じたことは、『アクティブ・ラーニング』はたいして目新しいことではなく、程度の差はあれど現場レベルでは既に取り入れられているということ。日々の児童生徒指導の中で導き出したケースも、国の動きを敏感に感じて取り入れたケースもあります。ただし、まだまだ試行錯誤の段階で、改善の余地は多々あります。それぞれの学校で経験の中で得た事を他の学校と共有する仕組みや、新しい授業の仕方を可能にするための環境整備はこれからの課題だと感じました。

市議会としては、現場の状況をしっかり把握し、学校教育のマネジメントをよりよく行なっていける体制作りを訴えていくとともに、必要な環境整備を見極めて予算を認めていく事ようにして行きたいと思います。

(ぜひ全議員さんを現場に連れて行きたいですね)

写真に写っている若々しい3人はインターンシップで私のところに勉強しに来ている大学生さんです。

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