9月定例会その8:決算特別委員会(4)

10月になって寒い日が続きますね。急に秋が来たようで何だか少しさみしい気がします。

 

さて、今日の定例会振り返りは、決算特別委員会(一般会計)です。

決算特別委員会(一般会計)の2日目に行われた質問の中から、気になる話題を取り上げてみました。各委員の質疑の詳細は塩竈市議会インターネットアーカイブを御覧ください。(全委員の質疑はこちら↓)

 

マリンゲート塩釜をどう活用していく?

山本委員から、マリンゲート塩釜の財政状況や空き店舗の活用について質問がありました。3階の大スペースからレストランが撤退して以来、マリンゲート塩釜の経営は収支均衡の状態が続いております。1階土産物スペースからも店舗が撤退しており、今年度はさらに厳しい状況になることが予測されます。

ペットの殺処分の廃止にふるさと納税を活用

浅野委員より、ふるさと納税の使途としてペットの殺処分廃止の事業を行えないかとの質問がありました。野良猫の増加を防ぎ、野良となってしまった猫たちを保護し里親を探す。市民や企業、行政が協力して取り組んでいく課題だと思います。また、財源としての安定性に問題はありますが、殺処分のことに限らず、挑戦的な事業をふるさと納税の使途として挙げていってもいいのではないでしょうか。

市職員の非正規化について

曽我委員から、市の職員のうち4割派遣や非常勤など正職員でない実態について質問がありました。経営上、人件費は非常に大きな比率を占める支出ですが、支出削減のために正職員を減らし”非”正職員で補充する仕組みは考えものです。

市だけの問題ではありませんが、日本の非正規雇用の多さは非常に気になります。

 

少々短いですが、今日のご報告はこれまで!

明日は特別・企業会計についてご報告します。

 

 

それではまた!

9月定例会その7:決算特別委員会(3)

三連休明け、いかがお過ごしでしょうか?

一昨日はみなと塩竈ゆめ博のメインイベントに一つである『しおがまさま 神々の月灯り』も開催され、非常に多くの方々が門前町を歩かれていました。やっぱり人が多く行き交う姿を見るのは嬉しいものですね^^

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一人、鹽竈神社の表坂を降りる神職さん・・・と思ったら、横笛奏者の方でした。絵になります。

さて、定例会振り返りは、一昨日に引き続き決算特別委員会(一般会計)です。

決算特別委員会(2)では私自身の質問時間があったため、私の質問紹介になりましたが、今日は私自身の質疑は無いため、他の委員さんの質疑を聞きながら知見を深めます。

というわけで、気になった質問を幾つかピックアップしてみました。あくまで私の観点からのピックアップですので、各委員の質疑の詳細は塩竈市議会インターネットアーカイブを御覧ください。(全委員の質疑はこちら↓)

 

市内循環線「しおナビ100円バス」の維持と利便性向上

伊勢委員の質問の中で、既存の民間交通事業者との価格差やバスが来ない所謂”空白地帯”について取り上げられました。

市内の住宅地と中心市街地を結ぶしおナビ100円バス。新しく路線も始まり、より一層の利便性向上が期待されますが、その事業維持と更なる利便性向上には課題が残ります。

しおナビ100円バスおよびNEWしおナビ100円バスは100円という低廉な運賃が生活・交流の足として利用されていますが、運賃だけでは事業費を賄えず、2事業あわせて年間1200万円ほど委託費や補助金としてかかっています。現在は東日本大震災の被災地特例として「地域公共交通確保維持改善事業費補助金」が充てられていますが、時限的な財源であり、継続していくためには安定的な財源の確保が必要です。今後の費用は市の財源から出すのか、運賃を上げるのか、スポンサーを探すのか、規模を縮小して採算の取れる路線だけにするのか、方法は色々と考えられますが、ぜひ、中心市街地の店舗や事業者とも連携しつつ、負担の少ない形で維持をしていってほしいと思います。

また、現在の路線も検討の余地がありそうです。説明資料からは、ざっくりとですが平日の病院通いや買い物へ行くための高齢の方がメインターゲットのように読み取れます。実際のユーザーや目的、乗車数などのデータを詳しく調べないとわかりませんが、ユーザー層や目的がある程度明確であるのならば、その方たちの行動に適した運用をするのも一つの手ではないでしょうか。今は、周辺地域と中心市街地を巡回する様にルート設定がなされていますが、市民向けの市内観光(という言い方が適切かはわかりませんが)ルートを設定したりすることで、100円バスの新しい利用方法を開拓するのもありだと思っています。

今後の学校給食のあり方は?

阿部かほる委員より、学校給食の一部委託化について質問がありました。

現在、市内中学校(一中、二中)ではスタッフ不足により調理業務が一部委託となっております。学校給食のセンター化案も時折聞きますが、将来を担う子どもたちの給食をどうすべきか、考えていかなければならなりません。

塩竈の水産・水産加工業をどう後押しする?

阿部かほる委員より、みなと産直イメージアップ事業について、塩釜魚市場どっと祭の会場(魚市場と仲卸市場)の連携をどの様にしていくのか等の質問がありました。この事業は、先日も開催された塩釜魚市場どっと祭、H27年は2日間あわせて48,000人の人出があったようです。この運営事業費の補助として50万円が計上されています。

塩竈市として、総合戦略の中で地元産業をどう位置付けどの様に後押ししていくかが、今後の課題です。

生活困窮者の自立をどう支援するか

菅原委員の質問の中で、生活困窮者自立支援事業について、どの様な支援を行なっているか等の質問があり、就労支援や住居支援が主であるという回答がありました。

生活困窮者に対して早期に適切な自立支援を行うこと、本当に困っている方には生活保護も含めしっかりとサポートを行なっていくこと。生活保護の不正受給の話も少し前にメディアで大きく取り上げられていましたが、見極めと適切な支援については頭を悩ませるところです。

保育士をどう確保するか

小高委員より、待機児童0推進事業の中で保育士が足りずに待機児童が発生してしまった理由について質問があり、募集に対する応募が無く保育士を確保できなかったとの回答がありました。

宮城県が保育士目指す学生に返済不要の修学資金を出す制度を始めることがニュースになりました。一時的な効果は期待できますが、保育士の収入や労働環境の改善が図られない限り、根本的な解決にはなりません。また、学校を卒業した保育士さんたちにどうやって塩竈の保育所を選んでもらうかについても、就労環境、生活環境、子育て環境、様々な視点から考えていかねばなりません。

海岸通地区再開発はどうなっている?

鎌田委員より、海岸通地区震災復興市街地再開発事業についてその進捗を問う質問がありました。現在は権利変換の交渉中であり、10月中の確定を目指しているそうです。

権利変換交渉の期限が延長され、だいぶ難航していることが伺えます。交渉にあたっている組合のみなさまのご苦労には頭が下がります。事業を進めるのは非常に困難な道ですが、撤退となれば更に厳しい状況に追い込まれることは容易に想像できます。

実現、管理・運営可能なところを見極め、着実に遂行していけるよう、我々も取り組んでいかねばなりません。また、出来たハードウェアを活かすのはその後のソフト事業です。この点も多くの関係団体と協力して盛り上げていかねばなりません。

 

長くなりましたので、今日のご報告はこれまで!

明日は決算特別委員会(一般会計)2日目の各委員の質問についてご報告します。

その他、気になる議案がありましたら、遠慮なくご連絡ください!

 

それでは!

9月定例会その5.5:民生常任委員会(2)

こんばんは!

決算特別委員会の振り返りの最中ですが、うっかり忘れておりました民生常任委員会追加審議のご報告です。

先日の民生常任委員会にて、当局の説明不十分として、資料追加のうえ再度審議が必要となった児童館及び放課後児童クラブの指定管理者制度導入について、2日後に再度審議が行われました。 “9月定例会その5.5:民生常任委員会(2)” の続きを読む

9月定例会その6:決算特別委員会(2)

三連休、いかがお過ごしでしょうか?

 

塩竈はみなと塩竈ゆめ博の真っ最中!

昨日は雨天のため月灯りは中止となってしまいましたが、本日は晴れて絶好の月灯り日和でございます^^

 

さて、いよいよ本日から決算特別委員会の審議内容に入ります。

決算特別委員会は、塩竈市議会議員全員で構成される決算特別委員会にて行われ、各委員が持ち時間の限り、市当局に対して質問を投げかけます。本日は一般会計について。登場したのは、阿部眞喜委員、伊勢由典委員、土見、阿部かほる委員、菅原委員、小高委員、鎌田委員、小野委員の8名で、各委員の持ち時間は40分です。

それぞれの委員の質問詳細は、インターネット配信や今後公開される議事録をご参照ください。

土見の質問

私からは、保育園支援事業、家庭児童相談事業、予防検診事業関連、100円バス、職員研修の5点について質問させていただく予定でしたが、時間の都合上、保育園支援事業、家庭児童相談事業、予防検診事業関連、職員研修の4点を取り上げさせていただきました。

保育所(園)の利便性向上に向けて

テレビでも多く取り上げられておりますのでご存じの方も多いと思われますが、現在、待機児童と呼ばれる保育所に入りたくても(預けたくても)叶わないケースが多発しております。施設の問題もありますが、それ以上にスタッフの労働環境の改善が進まず、担い手が十分にいないのが原因です。

塩竈市は年度当初の待機児童数0を維持しておりますが、年度中には待機児童が発生しております。また、待機児童の定義には該当しなくとも、保護者が預けたいと願いながら叶わない状況(いわゆる隠れ大待機児童)はかなり多く存在しております。この状況は母親(もしくは父親)の就労や、世帯収入に大きく影響します。

そのため、保育所(園)の利便性向上を狙い民間参入の障壁を下げるべく、以下の質問をしました。

  • 公立保育園事業の事業費のうち、利用料から賄えるのは15%未満。私立保育園は十分な補助を受けて経営できているのか?
  • 公立保育園の役割とは?私立保育園にも同様の役割をお願いしているようだが不十分なのか?
  • 待機児童の発生しやすい地域や、その対応策としての該当地域私立保育園へのサポートは?

保育園のスタッフの賃金が一般職業と比較して低いことは大きな問題になっております。公立保育所の役割として0歳児の受け入れなど、ニーズの高い保育への対応が挙げられましたが、私立保育園にも同様の方針は示されており、”公立の役割”とまでは言えるような状況にはありません。今後、児童数の遷移を見て徐々に移行していくものと思われます。また、公立保育所よりも私立保育園の建替えの方が国の補助はあついほか、宮城県で保育士育成の助成が進む中、塩竈市では積極的にスタッフの処遇を改善し、私立保育園の拡充、そして利用者の利便性の向上を図っていただきたいと思います。

家庭児童相談事業について

児童虐待や育児放棄など家庭児童関連の問題は、明るみに出ないまま苦しんでいるお子さんが数多くいらっしゃると思います。特に、地域の繋がりが薄くなっている昨今はその傾向が強いと考えられます。そこので、表面化していない問題に対してどう向き合うのか、市の姿勢をお聞きしました。

  • 児童の養育能力が低下している家庭が増えている要因は何なのか?どう把握し分析しているのか?
  • 相談という受け身の対応のみでよいのか?セミナー開催など積極的な働きかけは?
  • 多くの相談が寄せられているが、相談後の経過は?話し合いで解決するのか?
  • 相談に来ない(事例として挙げられない)事案に対する対処は?

塩竈市としては、民生委員など地域で活動されている方々の力も借りることにより、問題が潜在化することを避けられているという認識をお話いただきましたが、本当にそうでしょうか?問題を抱え始めてしまった方は、どんどん隠れてしまう傾向にもあると思います。そのため、地域の目も大切ですが、それと共に様々な切り口から小さなSOSを読み取って欲しいと思います。(子育て・家庭の相談に使えるファミリーダイヤルと言うものもあるそうです)

予防検診事業に関連

現在、医療は早期発見や予防に力を入れてきています。その観点から、予防検診事業の受診率向上のための取り組みについてお伺いしました。

  • 塩竈市の予防検診率の高さは他市町村と比べてどうか?
  • 予防検診の受診率は頭打ち状態なのか?
  • 健康に対して関心が薄い層への働きかけは?セミナーなどは、関心の薄い層への働きかけとして効果は期待できないのでは?

例えば、五大癌(肺、胃、乳、大腸、肝臓)において、塩竈市のがん検診受診率は県平均を下回る傾向にあります(乳がんは若干高いそう)。地域によって年齢構成や検診の対象年齢が異なるため、数値だけで簡単に比較できるものではありませんが、ここ数年の受診率の傾向を見ると、現在の対策では受診率は頭打ちになっている状態です。

一方、塩竈市の掲げる健康しおがま21プランにおいてはがん検診受診率70%を目指しており、そのために検診の利便性向上や子どもからの意識教育を推進していくそうです。それとともに、健康に関心の薄い人々に向けては、地域の繋がりの中で健康の意識付けを行なっていくということでした。若い世代も含めて今後も地域の繋がりは政策上でもとても大切になってくるようです。

職員研修について

これからの地方自治体職員に求められるものとして、地域の問題を発見する目、問題解決のための豊かな想像力・思考力、既存の方式に因われない大胆さや市民を巻き込む力があると感じています。しかしながら、現状行われている職員研修は事務的な実務能力の研修が殆どのように感じられました。そこで、以下のような質問をしました。

  • 研修項目からは、職員の想像力や思考力を養うプログラムが見当たらないが?
  • 事務処理やクレーム対応能力だけではなく、新しいものを産み出すためのトレーニングは?

階層別(部長、課長、係長など)研修や新人研修の中で行なっていくとのお答えでしたが、それに加えて、ぜひ行政の外に出て、民間のセミナーなどを受講するとか、市民を巻き込んで勉強会をするといった取り組みも加えていってほしいと感じました。

 

 

明日も各委員からの質問が続きます。

本日のご報告はこれまで!

その他、気になる議案がありましたら、遠慮なくご連絡ください!

 

それでは!

9月定例会その4:産業建設常任委員会

9月定例会4日目は産業建設常任委員会でした。

産業建設常任委員会では、産業、港湾、都市計画、上・下水道、治水などに関することについて、調査や審査を行います。

委員は、志賀勝利(委員長)、山本進(副委員長)、菅原善幸、阿部眞喜、今野恭一、曽我ミヨの6名です(敬称略)。

付託議案

  • 議案第61号 塩竈市営住宅条例の一部を改正する条例(市営清水沢東住宅集会所の登録)
  • 議案第63号 平成28年度塩竈市一般会計補正予算(水産加工従業員宿舎整備事業費、漁業集落排水事業特別会計繰出金、インバウンド資源発掘・プロモーション事業費、港町地区津波復興拠点整備事業費)
  • 議案第65号 平成28年度塩竈市下水道事業特別会計補正予算(制御盤移設工事)
  • 議案第66号 平成28年度塩竈市漁業集落排水事業特別会計補正予算(修繕費)

今回、産業建設常任委員会に付託された議案は、以上の案件です。

議案第61号は、新しく出来た災害公営住宅『市営清水沢東住宅』の集会所を条例に載せるための手続き。

議案第63号のうち、

  • 水産加工従業員宿舎整備事業費は、水産加工業の雇用確保のために従業員宿舎を整備する費用を一部補助する事業で、議案が通れば今後交付事業者へと進みます。
  • 漁業集落排水事業特別会計繰出金は、老朽化した設備の改修にかかる費用。
  • インバウンド資源発掘・プロモーション事業費は、先日の本会議で私も質問させて頂きましたが東日本大震災の風評被害が残る東北地方に外国人観光客を呼び込み、観光による復興の実現を目指すために創設された交付金を活用して、塩竈市の外国人観光客の現況把握とプロモーションを行うための予算。
  • 港町地区津波復興拠点整備事業費は、マリンゲート塩釜東側(駐車場)に建設中の津波防災拠点施設の整備費の補正。

議案第65号は、その名の通り、制御盤の移設工事費用。

議案第66号は、浦戸の排水設備の老朽化に伴う修繕費です。

ちなみに、私は別件によりこの日の産業建設常任委員会は傍聴しておりませんので、考えだけを書きます。当日の審議の様子は、後日発行される会議録をご覧になるか、該当委員会の委員の皆さんにお尋ねください。

やはり気になるのはインバウンド事業

今回産業建設常任委員会に付託された議案のうち注目したいのはやはり『インバウンド資源発掘・プロモーション事業』です。国としても積極的に補助を行なっており、これを使わない手はありません。

ただし、先日の総括質疑でも取り上げさせて頂いたように、事業案が塩竈の観光に対する取り組みの現状に合っておらず、しかも予算説明書をみると”各種事業委託料”との説明書きが。やらないよりはやった方がマシだとは思うものの、事業計画を塩竈の観光事情にそくして変更していけるのか、金太郎飴の様に全国同じことしか言わないようなコンサルタントに当たらないか心配です。

(余談ですが、”コンサルタント“と名乗る人たちは皆、対価を成功報酬とした方がいいと思います。そうすれば責任が生まれますし、クライアントに寄り添えない人は淘汰されて行くのではないでしょうか)

この事業は、継続して見ていこうと思います。

 

 

本日のご報告はこれまで!

その他、気になる議案がありましたら、遠慮なくご連絡ください!

9月定例会その3:民生常任委員会

9月定例会3日目は民生常任委員会でした。

民生常任委員会では、子育てから介護まで、社会福祉、医療保健などに関することについて、調査や審査を行います。(詳細はこちら

委員は、浅野敏江(委員長)、土見大介(副委員長)、西村勝男、阿部かほる、菊地進、小高洋の6名です(敬称略)。

付託議案

今回、民生常任委員会に付託された議案は以下の通りです。

  • 議案第60号 塩竈市老人憩の家条例の一部を改正する条例(市営清水沢東住宅集会所併設の高齢者生活支援施設を試験運用開始)
  • 議案第62号 塩竈市児童館条例及び塩竈市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例(児童館及び放課後児童クラブの指定管理制度導入に伴う条例の改正)
  • 議案第63号 平成28年度塩竈市一般会計補正予算(高齢者施設整備費、老人憩の家管理費、介護保険事業特別会計繰出金、義援金など)
  • 議案第64号 平成28年度塩竈市国民健康保険事業特別会計補正予算(国庫補助の精算)
  • 議案第67号 平成28年度塩竈市介護保険事業特別会計補正予算(国庫支出金返還、事業計画等策定業務委託費など)
  • 議案第68号 平成28年度塩竈市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(保険料還付金、広域連合納付金)

議案第60号は、新しく出来た災害公営住宅『市営清水沢東住宅』の住人に高齢者が多いことから、同住宅の集会所に高齢者生活支援機能を併設し、その運用を開始するための条例改正です。議案63号にそのための施設管理費も計上されています。

議案第62号は、個人的に今回最大の山場であった『塩竈市児童館条例及び塩竈市放課後児童クラブの指定管理制度導入』に伴う条例の改正です。(これについては後述します)

議案第63号は、上記高齢者施設整備費、老人憩の家管理費、介護保険事業特別会計繰出金、義援金などの補正予算。

議案第64号は、国民健康保険の国庫補助の精算を行うための補正予算。

議案第67号は、介護保険事業の国庫支出金の返還及び、高齢者福祉・第7期介護保険事業計画策定のための情報収集等の委託に係る補正予算。

議案第68号は、後期高齢者医療事業の保険料還付金および広域連合納付金のための補正予算です。

 

やはり注目は、議案第62号 塩竈市児童館条例及び塩竈市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例(とその予算である議案第63号 平成28年度塩竈市一般会計補正予算)です。

児童館及び放課後児童クラブの指定管理者制度導入について

まず始めに「児童館及び放課後児童クラブの指定管理者制度導入」とは、現在塩竈市が直営で行っている児童館と放課後児童クラブを、社会福祉法人や民間企業などに管理・運営してもらうようにすることです。

私は、児童館・放課後児童クラブの指定管理については、基本的に賛成の立場を取っています。既に導入している自治体(宮城県内でも13市中10市が導入)も多く、その成果も課題点も報告されているほか、昨年より施行された子ども・子育て支援新制度における事業の設備・運営基準を満たすためには、現在の市直轄型の運営では対応が難しいと考えるからです。その点については、多くの議員さんの間で共通認識を持っていると思います。

急過ぎた計画の告知

ただし今回は急過ぎました。

今回の議案については、議会に報告されたのがごく最近であり、多くの議員さんから「性急過ぎるのでは?」「しっかり検討したのか?」との意見が相次ぎました。確かに、今振り返ると市長の年始めの施政方針の中などにもその兆候を匂わせる文言は見受けられましたが、私も含め殆どの議員さんがその兆候に気が付けなかったのではないでしょうか。そのため、議会としても十分な情報収集・検討の時間が得られず、今回は議案を否決し継続審議とするという意見も出ました。

審議の中で懸念点として挙げられたのは以下の点です。

  1. 専門性を持ったスタッフの確保はできるのか?
  2. 指定管理者制度に基づき募集をかけた際、名乗りを上げる指定管理者は複数現れるのか?
  3. 現在、市で雇用されているスタッフの今後は?
  4. 運営コストは?
  5. 利用者の反応は?
  6. 指定管理者の選定基準は?
  7. 指定後のチェック機能は?

懸念点1,2については同種事業を行っている複数の事業者にヒアリングを行い確認を行っているとのこと、3については指定管理者に極力採用していただけるようお願いするとのこと、4については人数を増員するため現状より増加するが直営で行うよりは低く抑えられるとのことと回答をいただきましたが、懸念点5〜7については、納得し得る資料も回答もいただけませんでした。

再度、資料を揃えて審議へ

そのため、日程を1日増やし、資料を揃えていただいたうえで再度審議を行うことなりました。

 

今日のご報告はここまで!
その他、気になる議案がありましたら、遠慮なくご連絡ください!

9月定例会その2:総務教育常任委員会

定例会に上程(議案を会議にかけること)された議案は、その分野毎に3つの常任委員会に付託(任せること)され、それぞれの常任委員会内で審議されます。

 

9月定例会2日目は総務教育常任委員会でした。

総務教育常任委員会では、市の総合計画、財政、市税、教育などに関することについて、調査や審査を行います。

メンバーは、志子田吉晃(委員長)、鎌田礼二(副委員長)、小野幸男、香取嗣雄、伊藤博章、伊勢由典の6名です(敬称略)。

付託議案

今回、総務教育常任委員会に付託された議案は、工事請負契約の一部変更と工事締結、工事完了に伴う財産の取得、富谷町が富谷市に変更になることによる規約の変更などが主でした。

  • 議案第63号 平成28年度塩竈市一般会計補正予算(弁護士委託料、小中図書整備事業、美術館運営事業など)
  • 議案第69号 工事請負契約の一部変更について(中央第2ポンプ場の電気設備一部変更)
  • 議案第70号 工事請負契約の一部変更について(中央第2ポンプ場の機械設備一部変更)
  • 議案第71号 工事請負契約の一部変更について(中の島の中央放流渠築造工事一部変更)
  • 議案第72号 財産の取得について(市営住宅の取得)
  • 議案第73号 塩竈市集会所の指定管理者の指定の変更について(港町集会所の指定管理解除)
  • 議案第74号 仙台都市圏広域行政推進協議会規約の変更について(富谷町から富谷市へ記述変更)
  • 議案第75号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について(富谷町から富谷市へ記述変更)
  • 議案第76号 宮城県市町村自治振興センター規約の変更について(富谷町から富谷市へ記述変更)
  • 議案第77号 工事請負契約の締結について(北浜地区下水道災害復旧工事)

美術館指定管理については、昨日述べたので控えますが、今回気になったものとして『議案第73号 塩竈市集会所の指定管理者の指定の変更について』があります。

施設の老朽化と利用者の減少、でも使いたい人もいるのでは?

各地区の集会所は、地域の自治組織が独自に建てたものもありますが、市が建設し地域自治組織へ管理・運営を任せているものも多くあります。今回、指定管理が解除となった港町集会所もその一つで、老朽化と、利用頻度の低下が原因のようです。今後、少子高齢化が進むにつれて同様に管理できなくなる集会所はどんどん出てくると考えられます。

一方、市民団体がミーティング等を行う際に、集まる場所探しに苦労する現状もあります。市としては、指定管理解除になった古い施設をリフォームして使えるようにしたり、現存する地区の集会所と協力して、協働推進室などを窓口に市民活動に低料金な”活動の場“を提供していただくことは出来ないでしょうか。

 

(※その他、気になる議案がありましたら、遠慮なくご連絡ください☆)