外国人観光客の視点に立ったとき、塩竈やその近隣地域の魅力って何でしょう?

この地域で1日過ごした時、どの様な価値を提供できるのでしょう?

インバウンドの勉強会に参加してきました

インバウンドの勉強会に参加してきました!

CnEnvHdXEAAp06R

日本を含む世界各国の観光産業に対する取り組みや、訪日旅行者に対するヒアリング、旅行時のお金の使い方や移動経路など、様々な動向から今後の観光のあり方を考える講義はとても興味深かったです。

その中でも特に気になったのが、観光客の”食””早朝・夜間の過ごし方”についてでした。

観光客は日本の”食”に興味があるのです

日本食のブームが後押ししてか、外国人旅行者の多くが”日本食”に期待しているという統計が出ています。それも、日常の日本食に。

講義の中で紹介された訪日観光客へのアンケートで、彼らが改善を期待する点としてこんなものが挙げられていました。

  • 外国人旅行者向けの看板や無線LANスポットが足りない
  • クレジットカードが使える店が少ない
  • 街並みが味気ない
  • 交通網が複雑

これらはよく聞きくものばかりですが、注目はここから。その他にアンケートの中で多かった意見として、

  • 朝に日本食を食べられる場所が少ない
  • 夜、店が閉まるのが早い
  • フルーツを売っているところが少ない
  • 食品のマーケットが小さい

といった、食に関するものが挙げられています。また、”伝統的な建築様式が広がる美しい街並み”も期待されるところのようです。

早朝から日本食が食べられる場所は、市場やチェーン店がある地域に限られることが多いですし、繁華街が栄えている所以外、夜の街は真っ暗。フルーツも近隣諸国と比べると食べる習慣や品種は確かに少ないと思います。

また、この様な感想を持つのは、中国のように朝食を外で摂る習慣があったり、台湾の夜市の様な夜遅くまで営業しているマーケットを持っている所から来た方々に多いようです。

訪日外国人消費動向調査 2015によると、多くの国からの来訪者にとって、日本旅行に期待することの1位は日本食です(ちなみに、近隣アジア諸国からの来訪者は2位がショッピング、3位が自然・景勝地観光。欧米諸国からの来訪者は2位が自然・景勝地観光、3位が歴史・伝統文化体験と続きます。 )

ここで期待している”日本食”が果たしてSUSHIなのか何なのかは定かではありませんが、冒頭のアンケートと併せてみると、あまり形式ばったものというよりは、日本人が日常に食べている食にも興味がありそうな感じです。

また、街並みについては、ヨーロッパの様に昔ながらの建物を保存して活用しているところや、北京の四合院の様に昔の街並みを復活させたものも日本にはあまり無いそう。

(その中でも、伊勢の“おはらい町”や岐阜県の”高山市”が有名だそうです)

深夜・早朝をどこで愉しむ?

朝食や夜のマーケットの話の中で、日本(特に地方)の観光地には、早朝・深夜に楽しめるものが少ないなと感じました。確かに僕自身旅行に行った時、早朝と夜間の過ごし方としては、散歩するか、飲み歩くか、温泉に入るかくらいしかやった記憶がありません。(夜市が有名なところは行きますが)

観光名所の整備とともに、早朝・夜間の過ごし方の提案も重要だと感じました。

外国人観光客の立場に立って塩竈を考えてみる

さてさて、そんな情報を基に地方の一都市である我らが塩竈を見てみます。

インフラ

よく課題として取り上げられる、wi-fiスポットや外国人旅行者向けの看板や標識の設置、クレジットカード等の利用環境の整備が遅れているのは否めません。

wifiスポットは、各観光施設・名所で整備するものいいですが、wi-fi自動販売機というものもあるので、個人や店舗で自動販売機を設置している方々とも協力して、この様なサービスの利用を考えてもいいのではないでしょうか。

看板や標識は、現在殆ど多言語化されていませんし、日本語のものも適切な場所に十分設置されているとは言いがたい状況ですのでまずはその整備を。wi-fi環境が整っているのであれば、beaconやQRコードなどを名所やお店の案内に活用して、看板・標識設置の費用削減や景観の維持もできると思います。

クレジットカード等の整備ももちろん必要ですが、それ以前に観光者向けの土産物(および販売店)が非常に少ないので、そちらの充実が先でしょうか。

街並み

鹽竈神社の門前町、海上貿易のハブとして栄えた塩竈には、今もその名残を遺す建物がありますが、残念ながらその数は僅か。門前町の雰囲気を復活させるために、市内外から協力を募って基金をつくり、景観に配慮した改修を行う建物に補助金を出すものアリではないでしょうか。

また、塩竈は『政宗が育んだ“伊達”な文化』の一部として文化庁の日本遺産にも登録されています。このことを積極的に活用して、他の登録地と連携してキャンペーンを行なったり、条例で景観の保存を進めたりとしていきたいですね。

魚のまち塩竈には皆さんご存知の通り仲卸市場があり、早朝から海鮮を愉しむことができます。ただし、松島や仙台(や塩竈)にある宿泊施設からのアクセスはよくありません。現状、すぐに送迎バスなどを整備するのは難しいですが、例えば、各宿泊施設の部屋に早朝の楽しみ方や移動方法を書いた案内を置いておくのはどうでしょうか。

日中は市内に数多くある寿司屋を活用するしかないでしょう!問題は夜間です。ホテルの少ない塩竈には観光客向けに夜間営業しているお店はなかなかありません。(住んでいる僕らにとっても選択肢が少ないのが悩みでもあります)。現在、海岸通地区に再開発として飲食店街ができる予定です。ぜひ様々な種類のお店が夜遅くまで営業を行なって、住民と来訪者の拠り所、そして交流の場となるよう期待しています!

この地域で1日をどのように過ごせるか

もし、塩竈を初めて訪れる外国人観光客が1日楽しむ行程を作るとしたら、どんなものが考えられるでしょうか?

〜以下、多分に妄想が入っております〜

早朝から午前はまず仲卸市場でしょう。外国人観光客のマイクは泊まっていたホテルに置いてあった仲卸市場の案内に気が付き、タクシーで仲卸市場に向かいます。(できれば現在の主力である生マグロの水揚げ時間に合わせて来場したいものです)。市場内で交わされるやりとりの雰囲気や、行き交う魚たちを眺めながら市場内を回遊し朝食(orブランチ)を摂ります。

そのあとは鹽竈神社へGOです。(マグロと時期は被りませんが、桜の時期に合わせられれば間違いなしです)。スマホを片手に敷地内を散策し、雰囲気や各建造物、木々を堪能。各スポットの前に来るとbeacon等を利用したスマホアプリがそのスポットの解説をしてくれるので、神社初心者かつ日本語のわからないマイクにも安心です。敷地内にあるお茶屋さんでお団子をいただいて一服。(お抹茶なんかも頂けたら嬉しいですね)。鹽竈神社をあとにします。

街並みの揃った門前町を眺めながらマリンゲート塩釜へ。マリンゲート塩釜は、”塩竈”の地名の由来となった”塩作り”を起点にこの地域を学び、体験し、味わうことのできる施設です。(今回時間の無かったマイクはスキップしましたが、時間に余裕のある方は浦戸諸島へどうぞ。)

夜は、屋形船に乗って松島湾を巡りながら日本食ディナー。海鮮以外にもバリエーションのある日本料理を、夜景を見ながら堪能します。船はそのままホテルのある松島へ。塩竈や仙台にお泊まりの方は、マリンゲート塩釜やその近隣にある屋台村、再開発地区の飲食店街で夕飯。地域住民とともお酒を飲み交わします。もちろん土産物屋もお客に合わせて夜まで営業していますのでご安心を。

翌朝、マイクは楽しい思い出を胸に、次の地へと旅立って行きました。

 

いかがでしょうか?

現状、かなりフィクションが入っていますが、一つ一つ実現させていきたいですね!

 

長くなりました。今日はここまで。

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア