復興事業を中心に、市内で進んでいる事業の視察に行ってきました。

視察を行ったのは、災害公営住宅や雨水・下水道関連事業、新魚市場整備事業、子どもの心のケアハウスなど11件。それに加えて、7月から試験運行を始めるNEWしおナビ100円バスの新ルートも周ってきました。

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では、一件ずつ見ていきましょう。

梅の宮浄水場排水処理設備更新事業

まずは、梅の宮浄水場排水処理設備更新事業。

老朽化が進んでいる当施設の汚泥を脱水処理する施設を平成28、29年度の2カ年で整備します。

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管理室の様子。

清水沢地区災害公営住宅整備事業

続いて、清水沢地区災害公営住宅へ。

災害公営住宅最大の171戸が入居可能で、今年の9月に完成予定。この住宅は山手の住宅地の中にあり、私個人としては落ち着いた環境で住みやすそうに感じます。ただ、入居予定の世帯が高齢化する中、病院やスーパーのある市街地へ移動しやすい環境づくりが大切そうです。来月から試験運行が行われるNEWしおナビ100円バスのルート上にあります。

また、周辺の交通量増加に伴う交通事故や渋滞、騒音、近隣住民とのコミュニケーションなどが今後の課題として挙がります。

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建設中の1号棟(左)と2号棟(右)。

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内装工事中の3号棟。

錦町東地区災害公営住宅整備事業

錦町東地区災害公営住宅は、70戸が入居可能であり来年3月完成予定です。

西塩釜駅に隣接しており、仙台へのアクセスはとても楽そう。ただし、近所に商店が殆ど無い地域なので、清水沢住宅同様、バスなどの交通機関の充実が必要そうです。

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建設中の錦町東地区災害公営住宅。来年3月完成予定。

港町地区復興道路整備事業

中の島緑地公園から塩釜港方面の道路の整備事業です。震災によって地盤沈下が起きた他、大潮の度に浸水する地域でしたが、全体を0.5〜1.0m嵩上げして整備します。総事業費は4億6400万円。

中央第2貯留管築造工事

水害に見舞われやすい港町・尾島町・新富町地区において、45号線地下に直径2mを越える配管を整備。雨水を中の島緑地公園に流し、新設するポンプ施設で海へ放流します。工事は89%完了。

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貯留管があるのは地下11mの場所。これは3〜4階建の建物の高さに匹敵します。

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現在は掘削と配管の設置を行っています。写真左の大型ジャッキで、配管を掘った穴に押し込んで行きます。

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掘削工事の最先端部分。

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地下11m。中の島公園から三小の手前まで配管が通っています。

北浜緑地護岸と北浜防潮堤整備事業

塩釜港を囲むように、T. P. 3.3mの防潮堤が建設されます。現在、塩釜BIGの向かいには既に防潮堤ができており、その対岸の工事が進められています。

また、防潮堤の後背地を東屋やトイレ、水飲み場、駐車場のある公園として整備し、海とふれあう親水エリアも設ける計画です。

防潮堤は今年度、その後背地の緑地は来年度完成予定です。

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防潮堤の基礎(という表現が正しいかはわからない)部分。

北浜地区被災市街地復興土地区画整理事業

JRの線路よりも海側の土地の整理が進んでいます。災害公営住宅は来年頭に完成予定です。新しいNEWしおナビ100円バスのルート上にあります。

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建設中の北浜災害公営住宅。

新浜町杉の下線道路事業・藤倉二丁目地区被災市街地復興土地区画整理事業

長い名前ですが、簡単に言うと、“津波の被害が大きかった藤倉二丁目の土地区画整理と雨水管の埋設工事”です。土地を嵩上げする他、雨水管を道路地下に埋め込んで、大雨に備えます。総事業費は25億円程度。来年度での完成を予定しています。

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区画整理中の土地。来年頭には宅地の引き渡しも完了予定だそうです。

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新魚市場整備事業

老朽化した魚市場(魚の水揚げをする場所)を新しく建て直しています。新魚市場は大きく3つの建物(A棟、B棟、C棟)に分かれており、B棟は昨年春完成。C棟は今年夏完成予定。A棟は来年秋に完成予定です。

新しい魚市場では、一般のお客さんも利用できる地魚販売所や食堂も整備される予定です。まさにとれたての海産物を楽しめる場所になります。仲卸市場とともに、一般のお客さんにどの様にPRしていくかが課題です。

現在、水揚げの多くをマグロに頼っている塩釜魚市場ですが、世界的な漁獲規制の流れを受けて、マグロ以外の魚も水揚げできるように環境を整備しています

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建築中のA棟1期。荷さばき所、展望デッキ、入札質、休憩室等が入ります。

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まもなく完成予定のC棟。荷さばき所、貸事務所、食堂、地魚販売所、調理実習質等が入ります。

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食堂スペース。

越の浦雨水ポンプ場築造工事

震災により地盤沈下した越の浦地区の雨水処理機能を高めるため、貯水池および排水用ポンプの設置を行っています。工事進捗率は53%。完成すれば、毎秒8.5tの雨水を排水することができます。

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雨水を大きな調整池に集め、ポンプを使って海へ排水します。

塩竈市子どもの心のケアハウス

先日オープンした、塩竈市子どもの心のケアハウス(塩竈市まなび野支援センター「コラソン」)の施設見学を行いました。この施設は、心の問題や障がいによって学校生活が困難な児童生徒たちに学びの場と居場所をつくり、学校復帰や社会的自立を目指す場所です。

本塩釜駅前(ロティ・エナさん隣)と東塩釜(十字屋さん隣)の二箇所にあります。

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コラソンについての説明を受ける。

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