あれから5年。

時折ぱらつく小雪が、当日の嫌な記憶を思い起こさせます。人間がとても小さな存在であることを痛感した瞬間でした。

ある方は、日常の生活をおくれることの素晴らしさを噛み締め、ある方は思い思いの場所で、大切な方々と、あのときの想いと教訓を確認しながら過ごされていることと思います。

私も、毎年3月11日は当時と自分の活動を静かに振り返る一日にしています。

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実家で被災し、市内でボランティア活動をする中で、図らずも”実家のあるところ“から”大好きな地元“へと変わった塩竈。

私の塩竈における活動はそこから始まりました。

塩竈には、長い長い間の人々の営みの中で培われた素晴らしい歴史と文化、それを遺す建築物等が数多くあります。

しかしながら、現在の暮らしの中で、それらの魅力を感じる機会は少なくなり、寂れた街・つまらない街と感じてしまう人が多いのではないでしょうか。

また、良さに気づき、住みたいと考えても、実生活を考えた場合、多くの障壁があることも事実です。

それは、人々の営みの中で培われてきた塩竈の魅力が次世代につながれることなく失われていくことを意味します。震災直後のボランティア活動の中でも、塩竈の魅力とともにその陰りが随所に見られました。

だからこそ、人々が地域の良さを日々感じながら地域と共に活き活きと暮らしていける塩竈にしたい思い、『塩竈で頑張る人々を応援する』という指針のもと、活動を続けてきました。それは、個人でも団体でも今の立場になってからもなんら変わりはありません。

今日は、静かにこの一年間を振り返り、想いと自身の一歩を確認する時間とし、これからもこの地域とともに歩む人々の活動が最大限の効果を生むよう、環境づくりに取り組んでいきます。

これまで得てきた教訓と感謝を忘れずに。

 

これからもよろしくお願い致します。

 

最後に、東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福と、まだ見つからぬ方々が一日も早くご家族のもとへ戻られますよう、お祈り申し上げます。

そして、家族知人の帰りを待つ方々、今も不自由な暮らしをされている方々に、一日も早く安らげる時が訪れますように。

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